今の賃貸では狭く感じてしまうから、一念発起して新築戸建を買おうと思って、不動産屋に行ってみたんだけど・・・ 見積書に仲介手数料100万って書いてあったけど何の費用なの? なんでこんなに高いの?
仲介手数料とは、不動産を売却したい人と、購入したい人の願いを叶えた時の成功報酬です!
この成功報酬金額は法律で定められているので、法律に則った金額が見積書に記載されてます。
成功報酬って具体的な内容って何?法律でこんなに高い金額を取ることが定められてるの?
下記で仲介手数料の仕組みや金額の決め方をサラッとかいてあるので一緒に見ていきましょう!
仕組みを知っている人は飛ばしてみて下さい。
仲介手数料とは
仲介手数料とは、不動産業者が不動産を売りたい人と買いたい人の間に入り、物件の現地案内から契約、引き渡しまでをサポートする代価としてお支払いする料金です。また、資金計画や住宅ローン相談ファイナンシャルプランニングも業務の一部となっています。このような不動産業者を不動産仲介業者といいます。
仲介手数料の仕組み
不動産仲介手数料は宅地建物取引業法という法律により上限を決められています。
以下の数式に税抜の物件価格を入れて上げると仲介手数の金額が算出されます。
※上限なので規定上の報酬は受け取れないが下限は決められていません
成約金額 | 仲介手数料上限 |
400万超 | 取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税 |
200万円~400万円以下 | 取引物件価格(税抜)×4%+2万円+消費税 |
200万円以下 | 取引物件価格(税抜)×5%+消費税 |
宅地建物取引業法
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000266.html
https://www.mlit.go.jp/common/001307055.pdf
https://www.mlit.go.jp/common/001307056.pdf
なるほど!購入するまでの全ての業務を私たちの代わりにやってくれるのね!
金額も物件価格によって変わったりするのね💦
その通りです!購入をスムーズに進める為に、ほぼ全ての業務を引き受けたり、段取りをするのが不動産仲介業の仕事になります。
確かにそれはありがたいけど、どうしても高いと思ってしまうの・・・
少しでも安くする方法はないかしら?
もちろんありますよ!スマートフォン一台で簡単にできる方法と、手間と費用をかけてでも、確実に調べる方法がありますのでご紹介いたします。
仲介手数料を安くするには売主から直接購入する
前提として諸費用(仲介手数料を含む)を抑えたい人はリサーチが重要となってきます。
例えば、3000万の戸建を購入する際は、約100万ほどの仲介手数料がかかってきます。その100万の為には労力を惜しまない方におすすめです。
また現在お住まいのエリアと同じエリアを希望している場合でないとやり切れないと思いますので十分注意してください。
方法その① 売主 〇〇市で検索!
一番簡単な探し方です!これは、エリア等関係なく探せる方法です。
不動産を探し始めた際、インスタグラムやツイッターといったSNSなどで情報収集していくと、一番最初に辿り着く探し方だと思います。これを繰り返すうちに理想的な売主物件に出会える可能性もありますので、不動産情報サイトだけではなくこちらもチェックしていきましょう。
方法その② 建築現場に足を運び看板及び垂れ幕を確認する
少し注意が必要なやり方です。 建築現場に足を運ぶと一番最初に目に入ってくるのが仲介業者の旗です。一目惚れして、その場からいきなり業者に連絡せず、落ち着いてから次の画像の看板を探しましょう。
矢印の先を見てください。 売主業者の名前がここに記載されます。この業者名をチェックし、まずは会社のHPを確認してください。そこに当該物件が掲載されていればその売主業者に問合せをしましょう!そうするだけで、仲介手数料が無料にできます!ぜひ時間があればやってみてください。しかし建築工事が終わると外されてしまうので気を付けてください
方法その3 法務局で登記簿謄本を取得しよう
法務局に行くと登記簿謄本という1通600円で書類を発行してもらえます。当該不動産の情報が書き込まれた書類となります。そこの権利部乙区 右側に現在の所有者の名前が載っていますので(下記画像赤丸部分)、所有者のHPにアクセスしてみましょう。
しっかりした書類とはいえ一通600円はお高いです。しかし上記の仲介手数料100万円に比べれば安いかと思います。どうしても、欲しい物件があればおすすめの手法となります。
また郵送及びネットでの取得も可能となっており、ネットだと半額近い値段で取得することができます。細かい話は別記事にてご紹介しようと思います。
取得方法はまた別の記事にて詳細をお知らせします。
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/index.html 法務局
https://www1.touki.or.jp/ オンライン登記サービス
方法その4 スーモの売主物件検索
スーモには売主代理物件で絞り込むことができます。この方法は簡単なのですが売主で掲載している業者が少ないのが事実です。それは一般の方が所有している物件が多いいことが関係していると思います。(個人同士の売買だとトラブルが多くなります)また、売主業者もも土地を仕入れる際、仕入れ先の仲介業者に数ヶ月専任で販売を任せるケース(専任返しという暗黙の了解)があるからです。売主業者としては仲介業者に販売を任せると購入者と同じように売主業者も仲介手数料を払わないといけない為、粗利が減少するデメリットもありますが、重労働な販売活動を負担してもらいつつ、広告宣伝費も仲介業者持ちで活動してくれる為、仲介手数料以上のメリットがあるのが事実です。なので方法その1と同じように根気良く探していくのがコツです。
同じ物件が複数の業者から掲載されている物件は可能性大!
スーモやホームズには、複数の業者が同じ物件を紹介していることが多くあります。これを見つけたら仲介手数料無料に出来るチャンスです!
複数の業者が同じ物件を登録している理由。
売主業者としては販売と仕入れの回転率を高めて利益を上げていくのが基本です。そうすると、いろいろな業者に物件情報を提供し、販売稼働をしてもらうために、不動産業者限定の情報サイト レインズというものに物件を掲載します。
(ここに掲載された物件は全国各地の不動産業者が取扱可能となります)
流れとしては以下の通りです。
不動産情報サイト掲載の流れ
①売主業者が物件情報レインズ登録(業者専用情報サイト)
②不動産仲介業者が掲載許可取得
③掲載
このことから、複数の業者が掲載している物件はレインズ登録されている可能性が高くなります。
その為レインズ登録されている物件は、全国各地の不動産業者取り扱えるようになります。どこでも取り扱えると言うことは、売主業者はもちろん仲介手数料無料を謳っている仲介業者も取り扱えるということです。
そのような業者はスーモの写真を送ると仲介手数料無料か教えてくれるサービスを提供しているので、気軽に問い合わせをかけてみましょう!
注意点
100%の確率で売主業者を判別できるわけではありません。
売主業者を見つけても必ず売主業者から購入できるわけではありません。社内規定上、エンドユーザーとの直接取引を行っていない売主業者もいます。その場合は、仲介業者を通して購入する形となります。
パワービルダー (飯田グループHD オープンハウスグループ ケイアイスター不動産グループ)と呼ばれる大手建売業者にこの傾向が多いです。(一部例外あり)原因としては全国各地で事業を行っている為、エンドユーザーさんの対応まで手が回らないのだと思います。その場合は仲介手数料無料又は半額業者を使うと良いでしょう。
地元の根づく建売業者も希にエンドユーザーさんへの直売を断られるケースがあります。
なぜなら、地元系の業者は横の繋がりを大事にしている傾向にあります。その為、お互い持ちつ持たれつで事業をやっている可能性がありますので、その場合は売主に仲介業者を通すよう言われてしまう場合があります。その際は諦めましょう。
仲介手数料無料業者を利用して購入しよう!
手数料いりません!
ここ最近、仲介手数料無料・半額・定額制を売りにしている業者が増えたかと思います。物件探しと同時に、業者探しも平行して行いましょう。(全ての物件に対応できるわけではありません)
仲介手数料無料業者の調べ方、使い方
①調べ方
仲介手数料無料 ○○市で検索
これだけで、業者探しは終了です。
②使い方
スーモやホームズのページを送る
仲介手数料無料業者は広告宣伝費をかけられないため、ほとんどのホームページにLINEで問い合わせる出来るページがありますので、そのLINEにスーモやホームズのページを貼り付けて送って下さい。(無ければ、お問い合わせページから送るか、電話で問い合わせをしましょう。)
手数料値引きをしてくれる業者が利用できなかったら、諦めるしかないのね。
基本的には、払わないといけないですね。しかし1万円でも安くなるよう交渉することは出来ますよ!
本当!?でも、ガツガツ交渉したら変な目で見られないかしら?
初めましてのタイミングで交渉というのはNGです。交渉するときのタイミングもアドバイスしますよ!
仲介手数料を値引き交渉するタイミング
前提条件:購入の意思があること。
購入意思もないのに値引き交渉をするのはやめましょう。購入意思がないのに金額を交渉することは失礼なりますので気をつけましょう!
建物内見後の資金計画のタイミングがベストです
不動産購入の流れとして、建物の内見をし、資金計画を立てます。
この資金計画のタイミングが一番効果的かと思います。
なぜなら、不動産仲介業者は建物内見中のお客様の反応を逐一観察しています。
興味を持ってもらえてるか、内装間取りは気に入っているか、など
その反応を見ながら購入しそうかどうかを感覚的にかぎわけるのです。
そこでこの人は購入してくれそうだ!と感じたら資金計画を作ります。
資金計画とは住宅ローンを借りた場合の月々の返済額を簡易計算することです。
そのタイミングになると契約したい心理が働きます。また、数万円の利益を切るだけで100万以上の売上が計上出来るんだったら良いよね!と思う業者もいるはずですので、その資金計画の段階で仲介手数料の値引きを交渉してみましょう!多少の金額なら値引きしてもらえる可能性があります。
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